伊吹山 [山]
久しぶりの「百名山」です。 日本列島の一番くびれたウエストのあたりにあるような伊吹山。 昔は途中までゴンドラで登れたと私の頭の中にインプットされていて、それほどコースタイムの長い山のイメージは無かったのです。 メジャーな山だし、さしたる下調べもせず、G・Wの最終日に立ち寄ることにしました。 お天気は申し分のない好天で、日も長い時期だしということでのんびり到着すると、あれれ?ゴンドラ駅が見当たらない・・・。 登山口の案内板に導かれて狭い道に入っていくと民家のおばちゃんが駐車場の案内をしており、訊いてみるとゴンドラはもう営業していないとのこと。 あたりは家が密集していて、神社の境内Pは¥1,000、民家の庭先Pは¥500。 で、ここまできて引き返せないので最後の1台分に車を停めて身支度を整えます。
おばちゃんは親切で、山の案内図と下山後のお風呂のパンフレットをいただけました。 登山地図も持ってきたんだけど、頂上まで1本道だし、コースタイムはあまりあてにならないし、まぁ参考程度にもらって出発です。
入山口は神社です。 きれいなトイレも完備。 ここまでバスで来る人も多そうです。
手入れも清掃も行き届いていて、さすが百名山(?)。 有名な山になると登山道はオーバーユースで荒れていて痛々しい感じがする山が多いけれど、登山口周辺や駐車場がしっかりしているのが百名山の特徴だな~。
さて、登山届けのポストもあって、記入しようと覗いてみたけど用紙が無い! ので、仕方なくそのまま入山です。 目印は「石灯籠ですよ~」とおばちゃんが言っていたけど、迷うような場所はなし。
で、案内板をみて山頂まで「6,000m」とあり、気分は一気にダウン。 往復12キロ? 歩けるのか私達。
歩き始めはいつも辛くて、苦し~思いをしながら登っていくと、え?まだ1合目まで行ってないの??
登山道は石がゴロゴロ。 でもたくさんの人が歩くから石の表面がつるつるになっている! どれだけの人が歩くのか・・・。 さすが百名山!(変なところで関心しているなぁ)
樹林が切れてやっと1合目 ここの周辺には何軒かの旅館があり。 つまりは特定の車はここまで上がってくるわけね。
スキー場の最下部にあたる場所になるのね。 パラグライダースクールの看板がでかでかと出ていたけど、若者達がにぎやかに楽しんでいます。
日陰が無いので、やたらと暑いです。 チョビもずっと舌を出したまま。 熱中症にならないか心配になってきます。
殺伐とした草原の中の道をもくもくと登っていくと3合目手前でやっと目指す山頂部が見えてきます。
3合目に到着~。 とてもきれいなトイレがあります。
かつて営業していたゴンドラの山頂駅。 いかにもスキー場の中を登っているんですね。 いつ営業しなくなったんだろう? 私が持っている2008年のガイドブックでは営業中となっているけど、冬季のスキー場も営業していないのかしら??
トイレ横に花の案内板あり。 「トイレ周辺で見られる・・・」の表示にちょっと違和感。 「3合目周辺で」って書きません? 細かいところが気になるA型な私です。
ここから先もひたすら変化のない草っぱらをジグザグに登って行きます。 やっと5合目だ!
暑いよ~。。。 でも標高が上がったら空気が乾いているせいもあって我慢できる程度の暑さ。 さすが5月上旬だよね~。 チョビもお口は開いたままだけど、それほど辛くはなさそうだし。
だいぶ上まで登ってきました。 しかし登山というのはなんとストイックな行為なんだろう・・・と思いつつ、トレイルランニングの人たちもいたりするので、楽しいことは人それぞれなんだな~と感慨にふけってみたりもします。
おお! 8合目についたぞ!
ん? 9合目は見あたらずにこの表示。 「駐車場まで30分」は東側から来ている有料道路の終点ですね。 この山、車でも来られるんだから。
出発が遅かったせいで、下山中の人とすれ違うことがとても多く、チョビは注目の的。 すれ違いざま、足元にいる小さいやつに気づき、「リュックしょってる~~~」と何度お言葉をいただいたことか。
山頂付近の茶屋が見えてきました。 なんか、みょ~に人が増えていて賑やかです。
山頂は遊歩道になっていて、お花で有名な山だそうです。 今の時期はめぼしいものはほとんどなかったけど、標高が低いわりに高山のように咲き乱れるらしく、夏は涼しい夜間に登ることも出来るのだとか。
茶屋では色々な種類のソフトクリームが目を引きますが、けっこう風が吹いていて寒いのでイマイチ食べる気にはなれず。 なんだかこの雰囲気、プチ富士山のようですね。
伊吹山山頂~。 標高低めですが、登り始めが200mくらいだから1100m以上登ったことになり、3時間半弱で山頂に着いたのは結構頑張ったかも。
お隣にある日本武尊さんとも記念撮影。 有名な方とのツーショット、人はこの位置乗れませんので小さいワンコの特権か。
あれ~、雪が残ってますよ。 冬はさぞかし沢山の雪が降るんでしょうね~。 こんなに日当たりが良く標高も無いのに、まさか雪を見るなんて思いもしませんでした。
山頂の向こう側、ドライブウェイの駐車場が見えます。 小さい子供連れの家族とか、こっちから観光に来るんですね~。 有料道路は結構な料金がかかるようですが。
茶屋でよもぎもちを購入。 登頂証明書を売っている茶屋もあるけど、車で来ても買えるんだから、富士山みたいなありがたみはないなぁ。
山頂でまったり休憩した後は来た道を下ります。 下山口を間違えないようにしましょう。
うへ~、遥か下のほうにゴンドラ駅が見える~。 ここまで見えちゃうとある意味興ざめっていうか・・・。
町の上部は霞んでいて何も無いように見えるけど、これは海じゃなくて琵琶湖なんですね~。 まったくでっかい湖です。
3合目のトイレ付近まで降りてきました。 実はここには「ペットを持ち込まないで!」の看板があった。 でも、山頂は「犬の糞は持ち帰りましょう」ってあったので、車でならいいってこと? っていうか、誰も犬連れをとがめないし、看板の存在自体が謎・・・。 しかしチョビ、汚れましたね~。 ほこりで真っ黒です。
1合目より下部、アルバイトを終えて帰宅中らしきお嬢さんたちとすれ違います。 この日は登山道も若い人が凄く多かった。 カップルあり、仲良しグループ風の人たちあり。 連休だから特にそうだったのか、華やかな雰囲気に包まれていました。
やっと登山口に着きました~。 さすがに足が痛~い。 10時に登り始めたのに、4時過ぎちゃったよ! チョビはまだ余力がありそうだけど、どんだけ元気なんだろう?
「またのお越しをお待ちしています」のゲートをくぐれば真正面が車を置いたおばちゃんち。 また来ることがあるだろうか? でももしもう一度来るなら、お花のきれいな時期に有料のドライブウェイを通って来てみたい・・・、そんな気もするのでした。
(登山日 2013.5.6)
無事ご帰還されたようで安心しました。
連休後半はよい天気でよかったですね。あの伊吹山が雲なく晴れ渡っているのは珍しいとおもいます。
ゴンドラが休止しているのを知り驚きました。そのおかげ?で麓からの完登じゃないですか...。
下界は猛暑、夜中にドライブウエイの駐車場で車泊した時はあまりに涼しすぎてヒータをつけたとおもいます。
その頃は植物が伊吹山一面に咲いていました。
頂上からの展望すばらしいですね。よくがんばりました!!
7月の連休は安曇野でO-DOG OBでキャンプオフを企んでいます。
またお会いしましょう。
by ランのおやじ (2013-05-20 00:20)
>ランのおやじさん
伊吹山のゴンドラ、手持ちの昭文社’10年版の登山地図では「休止中」と書いてありました。 良く見てなかったんで・・・。
花の時期にはさぞやきれいなんでしょうねぇ。
安曇野、楽しそうですね。 期待しています。(^_^)v
by チョビママ (2013-05-20 08:14)