妊娠確定そして

交配の2日後にはもう尻尾の付け根を触っても横によけることはなくなり、交配適日の終わったことがわかる。　その後も陰部からの分泌物は出ていて、7日後には赤黒くどろっとして物が出ていたりで心配になるけれど、食欲や元気に問題はないので様子見とする。　10日ほどで分泌物は出なくなる。　交配後4週間ほどした時にトリミングをして体重を測ってみたら100g減っていた！　元々痩せ気味で2.1キロしかないのに減ってしまうとは・・・。夜間ベッドに吐いていたことがあり、食欲が落ちているようなので肉や魚（さんま）を焼いて与える。前は喜んで食べていたおやつや鹿肉の水煮にも興味を示さない。　市内の動物病院に何件か電話をして、妊婦の犬を診てくれるか、お産が夜間になっても対応可能か問い合わせてみるが、1件を除き電話に出た女性に「夜間対応はしていません」と言われる。　夜間診療を受け付ける病院は獣医師が電話口に出てくれたが、今日で交配30日だと告げると、エコー検査は1週間先でもいいかなと言われる。　1日でも早く妊娠しているかどうか知りたいのが飼い主の心情なのだけど、あまり小さいと胎児を見つける自信がないのかな？と勘ぐってしまう。　ショップでAD缶を買って来て口に押し込んでみたけれど全力で吐き出される。匂いもキツイし、さすがに食べないか。。。ヤギミルクなども買ってみたけれど、どれもお口に合わなかったようだ。ゼイタク・・・(>_<)

33日目になり、頭を上にして立たせると少しお腹がふっくらしているように感じる。　体重は減っているのに。。。　ブリーダーさんが教えてくれた福生の病院に電話予約して行ってみる。　エコーで見てみると、2匹の心音が確認できた！

ここの病院のおお先生はちょっと変わった先生で、専門は「犬の美容整形」だと言う。　最初に電話で予約をした時受け付けの女性に「おお先生の診察を予約したい」と告げると「ハデスカ？」と訊かれ「ハ？いえ、お産です」と答えたのだけれど、犬の歯列矯正なんてものがこの世界にはあるのです。　つまりはドックショーに関わっているブリーダーさんたちがこの先生を指名で遠くからもやってくるんですね。お産も得意分野で昔は夜間対応をしていたけれど、年齢とともにきつくなったので今は朝の8時から夜の8時までしかやっていないとのこと。　心配であれば計画的に帝王切開をすることを勧められ、ちょっと複雑な気分になった。　いろいろな資料とけいれんを起こした時にとカルシウムの粉末と低血糖時用にブドウ糖液もいただいた。食欲不振で心配をしていることを話すと食欲増進材もあるけど、ほどなくスイッチが入って食べ始めるのではないかと言われた。　病院は午前中だったので帰りにスーパーに寄って色々と買いこんでくる。（まったく親バカだ！）

帰宅してから鮭の切り身を焼いて、子犬用のカリカリと前は好んで飲んでいた豆乳も出してみましたが。。。この表情。そのあとにローストビーフと牛肉の薄切りだけ食しました。　これからの「食べない」ことへの戦いの幕が切って落とされたのです。

体重は減っているのにふっくらしているお腹。　背中側は骨がゴツゴツ触れるくらい痩せてしまっているのに。。。

翌日体重は元の2.1キロに戻ったけれど、食べ物の好みは一変していて、今までは喜んで食べたチーズやヨーグルトには見向きもせず、ささみチップスにも無関心。　　まだそれほど栄養を必要としないとはいえ、やはり妊婦さんだから、なんとか食べられるものを探してあれこれと与えてみる。　ある日はケンタッキーフライドチキンを買って来て身の部分と軟骨の部分をかじらせてみたり、豚肉は焼くのではなくせいろで蒸してみたり。　ドックフードは一切食さず、関心もない模様。　苦労の甲斐あってか38日目に2.2キロ、41日目に2.3キロ、44日目には2.4キロと順調に体重が増加していく。

45日目、帝王切開の件が心に引っかかっていたので、市内で一件だけ夜間対応してくれるという動物病院に行ってみる。　エコーで見てみるとやはり2匹の心音が確認できた。　優しそうだけどなんとなく頼りない感じの先生だったので、最近お産で病院に来るコは少ないと思いますが年間何件くらい診ていますか？と聞いたら「去年は一件でした」との答え。　そんなに少ないのか・・・。　念のため帝王切開の費用を確認してきました。　金額的には高くはない、、、でも、夜間に緊急の帝王切開になった場合は。。。？不安がいっぱいになってしまった。

帰りがけ、近所のショップに寄って体温計その他を購入。　今は子犬用のミルクも液体のがあるんだな～。

　　

交配まで

新しいカテゴリーを作成しました。　「長年の野望」とは何ぞや？って感じですが、自分の愛犬に子供を産ませて家族を増やしたいという私のかねてからの希望のことです。　前の愛犬チョビにも子供を産ませたいと思い一度は計画もたてたのですが、諸々の事情があり結局かなわずに終わってしまいました。　今の愛犬ひめを迎えるにあたり、ブリーダーさんに「小さい子は繁殖には向かないですか？」と聞いてみたのですが「そんなことはありませんよ。この子の母も小柄だけど自然分娩で3匹産みましたから」と言われ、繁殖させるなら2回目のヒートがいいとアドバイスをもらいまいた。　繁殖するなら集合住宅だと飼える頭数に制限があったりで安心して増やせないので、小さいけれど一戸建てに引っ越しをしました。　もっとも自分も股関節を痛め、外から部屋までの距離がある集合住宅に住むのは大変だったという理由もあるのですが。　ひめの初ヒートは満1歳を迎えた翌月でかなり遅かったけど、ヒート後に乳房が少しだけ膨らんでいてチョビには無かったことだったので驚きました。　案外メス度（？）が高いんじゃないか？と。　次のヒートが半年後だとすると7月くらいかと5月にはブリーダーさんにお相手の相談をして待っていたのですがなかなかやって来なくて、やっと出血が始まったのは8月も下旬になってからでした。　交配は出血が始まってから数えて11日目～14日目に2回位行うことが多いそうで、確か昔通っていたトリマーの養成学校でも教わったような。。。　とりあえずスメア検査を受けてみましょうと、ふじみ野のJKCでは有名どころのブリーダーさんにお聞きして新座の大きな病院に行ってみました。　スメア検査は膣内の細胞を取って顕微鏡で見て排卵日を予測する検査です。　私も今回初めてだったので知らなかったのですが、獣医師が目視で行う検査なので確実性はないそうです。　たくさん検体を扱っていないとあまり当たらないってことですね。　写真は検査結果の所見、左側が出血から7日目で右が9日目。　進み具合には個体差があるから、連続して見ていかないと予測は難しいそうです。　都度ブリーダーさんには連絡をしていたので、「じゃぁ今週の土曜日に来られますか？女の子の状態を見て、すぐかからないようならお預かりしましょうか？」と言われたのでもう次のスメア検査はやめにしました。　検査代１回につき￥3,000は回数が重なるとなかなかに痛い。。。　この病院はとても大きくて立派だけど、院長先生とお話ししていてピンとこないし夜間はやっていないのでお産の時頼りになるという保証もないし、他の病院探さなきゃ！　

出血から13日目、豊島区にあるブリーダーさん宅へ車を走らせます。　ひめは前日から尻尾の付け根を触ると横によけるようになり、陰部も大きく分泌物も薄くなっていい感じ。　約束の時間に到着するとお相手の方がまだ来ていなくてしばし待機。　松本から車で来るそうで、渋滞に捕まってたんですね。　ほどなく到着しやっとのご対面。　ブリーダーさんがひめと相手のワンコを両脇に抱えると思わず「でかっ！」と声が出ちゃいました。　ひめが小さいからJKCスタンダードサイズのワンコでもやたらでっかく見えるんだよね。　ひめの状態を確認したブリーダーさん、やはり体の割に陰部が大きいとおっしゃってました。　さっそく試してみます～と奥の部屋に引っ込み、呼ぶまで待っているように言われ、、、数分後「どうぞ～」と言われて奥のトリミング室に行ってみると、ブリーダーさんとお相手ワンコの飼い主さんがひめと相手の子を保定中。　大事な所は結合中。　でも、、、ひめのが小柄だからお相手の大事なところが入りきってないのです。　普通は根元まで入って雌の経管が締まるので、しばらく結合したまま離れないものなんですが（よく交尾中の犬は水をかけても離れないって言いますよね？）この場合はじっとしててもらわないと困る感じで・・・。　心配していた嫌がるそぶりや痛がるそぶりもなく、私の顔をぼや～んと見ているひめ。　私も唖然、、、ってかんじで写真を撮るのも忘れてしまいました。　結合を解いてから精液が出てくるかもしれないとひめにおむつをつけさせて、心配な病院のことを相談。近所には夜間対応の病院はほとんどなく、夜間専門の救急病院があるけれど、チョビが肺水腫を起こした時、容体が悪いのに朝の5時に追い出されて切ない思いをしたのであそこにだけは世話になりたくないと話したら、ブリーダーさんがよく利用している福生の病院を教えてくれました。院長は息子さんに譲ったけど、おお先生はお産が得意分野でスメア検査もよく当たるとのこと。　名刺をしっかり写メさせていただき帰路につきました。　良ければもう一度交配しますか？と聞かれたけど、なんだか大丈夫な予感がしたし、今回ダメだったとしても次回は無料でかけてくれるってことなのでお断りしました。　時間を見ると来てから帰るまでかっきり1時間。　なんと早いこと！