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子育て開始 [長年の野望]

出産当日はひめの母性本能がまだはっきりと芽生えていないのか、夜は子犬を置いて自分だけ私のベッドにもぐりこんで来た。 母子だけにして子犬を踏んでしまっても心配なのでベッドごと私の枕元に置き、うとうとしながら朝まで過ごした。 翌日はいつも使っているケージ(産箱モード?)にお引越し。 段ボール製の産箱はちょっと狭かったかな? このステンレスケージは上面も開くので子育て中でも使いやすいです。

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ケージの奥側に新調したペット用のヒーターを入れてあります。 汚れても掃除が簡単なようにカバーははずしてあるので子犬はちょっと滑りますが。 暖かい方が38度だから、子犬が乗ったままでも低温火傷の心配がないのがいいな。 

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上に綿毛布をかけてあげると、ちょっと落ち着いた雰囲気に。

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ひめちゃん、もうお母さんの顔になってます?

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ひめが子犬を舐めていて、ぺっ!と何かを吐きだした。 何かなと見ていると、あらら、、、子犬のへその緒だよね? こんなに早く取れちゃうんだ??

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昨日はよく観察できなかったので、体重を測ってからよくよく見てみると、こっちの子はパットもお鼻もピンク色。 先ほど母にへその緒を撤去(?)されました。

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こちらの子はパットもお鼻も黒いのね。 生まれてすぐにへその緒を縛った糸が取れちゃいましたけど、干からびたへその緒はまだついてます。

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「色白ちゃん」でーす。 2日目の体重は162gなり。

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「色黒ちゃん」でーす。 2日目の体重は158g。

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ちょっと黄色っぽいのが「色白ちゃん」

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上になっているのが色黒ちゃん。 毛がちょっとウェ~ブしています。

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ケージから出すと、いつもくっついています。

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仲睦まじい兄弟。 どっちが母親似でどっちが父親似になるのか、まだ予想がつかないけど。

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3日目の朝、親子を私のベッドに入れてイチャイチャしていたら、布団の中にネズミの糞を発見! あとで「色黒ちゃん」のへその緒だと発覚しました。 案外簡単に取れちゃうのね。 しかも、やっぱり早く取れるもんなのね。

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ケージの敷物を取りかえていたら、ポロリとうんちが出てきました。 生まれて間もない子犬はうんちもおしっこも母が刺激して出させるものだと思っていたけど、自然と出ちゃうんじゃん!! ついでにおしっこも出してますよ。 敷物が濡れてるもん。

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ひめのお腹の傷。 手術当日は痛かったみたいだけど、翌日からは傷口も乾いた感じで日々回復してきています。 子犬が乳を吸うので乳首が赤くなってそちらの方も痛そうだなぁ。

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子犬にお乳をあげているときはだいたいこんな表情。 なんとなく、お疲れモード?

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このケージは寝たままお水が飲めるので便利なんだよね?!

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夜はケージの横に温風が出るタイプの足温器を置いてフリースの毛布で覆うと、ケージの中がほんのり暖かで快適そう。 オートパワーオフが付いているので、明け方の一番寒い時間に切れないように、夜目が覚めた時にスイッチを入れ直しています。 ドア側は毛布をかけずに、ひめが温度調節できるようにしています。

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ひめの体のお手入れをしていて、なんと!乳首がもうひとつあることに気が付きました。 合計9つ! 前足の付根近くにあるふたつは子犬が吸いつかないので乳腺が硬くなってます。 乳を吸われているほうはポニョポニョに柔らかくなっているのに、これって放っておいていいのかしら? 心配になったので出産報告を兼ねてブリーダーさんに質問。 答え、「そのままにしておいて大丈夫ですよ~、自然に出なくなりますから」って。 犬の乳腺って、胸から下腹のあたりまでかなり広範囲にあるんですね。 しかし、乳首の数って個体差があるんだろうか? 左右非対称ってなんだか不思議だ~。

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上体を立てると下の方は垂れ乳になっています。 まだ若いのに、これって元通りになるのかしら??

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出産から5日目の朝。 まだ外に出てきてから100時間くらいか? 体重が200gを超えました。 こちらは「色黒ちゃん」

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ちょっと重たいのが色白ちゃん。 乳に吸い付いている時間も長く、食への執着が強いのかな?

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色黒ちゃん、へその緒は取れましたが何故かおちんちんも黒いので妙な感じです。 

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色白ちゃん、こちらのほうがちょっとおとなしそう。 しかし短時間にずいぶん大きくなりましたね!

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順調に体重の増える子犬達とは逆に、ひめの体重は、出産直後2.5キロ、3日目は2.4キロ、4日目2.3キロと減ってきています。 食欲は授乳中の妊婦犬にしては少なめ。 妊娠中も栄養が足りないんじゃないかと食が細いことを心配したけど、なんのことはないトイプードルとしては標準的な130gの仔犬を出産したし、それほど神経質になることはないのかな~とちょっと余裕の出てきた飼い主です。  でも、まだムース缶をお口につっこんだりしちゃうんですけど。



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待っていた日がやって来た [長年の野望]

プロゲステロン検査で産気づくのは48時間以上先だなとちょっと安心し、もうこの時には「帝王切開」で出産せようと気持ちが決まっていたので、できる限り胎児を大きく出来るよう頑張ろうと帰宅してからも強制給餌に励む。 でもこの日の夜はいつも余裕で食べるムース缶を1缶食べきるのが大変そう。 明け方ガサガサと巣作りする音で目が覚めるとひめが段ボールの産箱に入り敷物を掘っていた。 乳腺はさらに大きく膨らんでまるでホルスタインのお乳のよう。

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62日目、しばらく増加していなかった体重が2.9キロになる。 人間の体重計で測っているから100g単位でしか測れないので微妙に増えていたのかもしれないが。 しかし、人間は元の体重の2割ほどしか体重の増加はないのに、ひめはすでに2.1キロから4割ほど増えたことになる。 出生時の仔犬は100g以下だろうとブリーダーさんが言っていたので、2匹で200gとしても残りの600gってなんなのだろう? 朝からさらに食欲がないようで、ムース缶も最後のほうは飲みこみたくない様子。 もしかして?と思い体温を測ってみると37.1度。 体温計の誤差のせいなのか測り始めてから37.6~37.4度あたりをウロウロしていたので特に大きく下がったという感じでもない。 日が暮れてからは私のベッドで熱心にホリホリ。

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掘った後は姿が見えなくなったなと探してみると、布団とカバーの間に入ってゴソゴソしている。 この日4回目の給餌はさらに食欲がないようで今までにないくらい飲みこむのを嫌がる。 仕方がないので缶詰はあきらめてスタミノール+子犬用ミルクをなめさせる。。。が、直後に全部吐いてしまった。 体温を測ってみるとやはり37.1度で平熱時と0.5度くらいしか変わらない。 普通は1度以上下がるはずなんだけど、変だな~。

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63日目。 未明より落ち着かない様子のひめ。 体温を測ってみると36.9度。 あら、さらに下がっている。 なんとなく不安そうな感じでウロウロする。 トイレに行っておしっこをするがちょっとしか出ていない。 うんちをして、またおしっこをするがやっぱりちょびっとしか出ていない。 そして、いきなり吐いた。 間違いない、これってお産が近づいているんだ。 でも、ホルモン検査では今日の夕方以降の予定じゃなかったのかい?  病院は8時からだから、慌ててもしかたない。 身支度をして、もし車中でお産になっても大丈夫なように必要なものを用意しておく。 自宅から福生の病院までは約20キロ。 昼間でも1時間で着くので早朝ならもっと早く到着するだろう。


7時半に病院の駐車場に到着。 ひめはクレートに入れてきたけれど陣痛は始まっていなかった。 8時前にスタッフも出勤してきた。 おお先生も私の車に気が付いて「来るなら電話してから来てよ~準備もあるんだから」と言われる。 携帯番号入りの名刺はもらっているけれど、早朝に電話をするのは気が引けるし私はあまり緊急だと思っておらず、混んでたら待っていればいいか、、、程度の気持ちだったんだな。 産気づいたと言ったら「じゃ、一番で切ろうか」となり院内へ入るともうスタッフはそろっている。 すぐにひめは2階の手術室に連れていかれ、私が上がっていくともう手術台に大の字に寝かされマスクで麻酔をかけられている。 お腹も局所麻酔の注射をされて、院長先生が正中切開を始める。 私は使い捨ての帽子とマスクを渡され足場代をもらって見学。 すぐに子宮がお腹の上に出され胎児を摘出。

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仔犬を渡されて出入り口付近に屈み込み、おお先生に教わりながら羊膜をはがす。 膜は2枚重ねになっていてぬるぬるして破きづらい。 膜をはずしたらへその緒を糸で縛って鋏で切り、吸引器を使って羊水を吸い出す。 今はこんな便利なものがあるので手で持って降ったりはしなくてよいのだ。(たまに子犬を飛ばす人もいるので今は推奨しないみたいだし) ティッシュとタオルで体をふいて乾かす。 刺激している間に仔犬はパクッと口を開けて鳴き声を出し始める。 切ったへその緒の下に小さい出っ張りが見える。 あら、男の子だ! もう一匹は・・・、あら、こっちも男の子! 思わず「ざんね~~~ん」の声が出る。

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仔犬収納用に持ってきた靴の箱にホカロンを入れてその上にタオルを敷いて仔犬を入れる。 元気にピーピー泣き続けている。

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あら? 何か黒いものが見えるぞ。 後で気が付いたんだけど、片方の子のへその緒を縛った糸が取れていた。 でも出血はしていなかったので臍帯からの出血ってすぐに止まるみたいだ。

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手術は切り始めてから傷口を縫い終わるまで14分で終了。 ひめのところに行ってみるともうマスクをはずされ、うっすらと意識が戻ってきている。 抱き上げると陰部から大量のドロっとした赤黒い液体が出てくる。 出血は数日続くそうだ。

クレートに入れるとまだうまく動けなくて暴れる。 待合室に移動して麻酔がきれて落ち着くまで抱いている。 隣では靴の箱の中で仔犬が鳴き続ける。 15分も抱いていただろうか。ひめが落ち着いたので支払いを済ませて帰宅。 ひめは後部座席に置いたクレートの中で眠り続け、子犬は運転席の横に置いた靴の箱のなかでず~~~っと泣き続けていた。


帰宅してから早速子犬の体重測定。 けっこうしっかりした感じだなと思っていたら、なんと!130g以上ある。

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動きまわるので数値が安定しないが、こちらも130g越え。

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ひめは血や体液で汚れた体を蒸しタオルで拭いてあげる。 パンパンだったお腹はしぼみ、傷口が大きくて痛々しい。

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クレートの上部をはずして休息中。 ひめは昏々と眠っている。

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子犬がピーピーとうるさいので、とりあえず用意していた缶入りミルクを開けて温め、哺乳瓶で飲ませてみる。 ちょこっと飲んでふと見ると黒くて硬いうんち(胎便)をだした。

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子犬に乳首をあてがってあげると吸い始める。 ひめのお腹は傷口からも白い液体が出ていた。 おそらく切った真ん中にも乳腺があるから、そこからしみ出してくるんだと思う。

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日が暮れてからベッドへお引越し。 子犬はそっくりで見分けがつかないので、片方の子の首にタコ糸を巻いて印を付けてみた。

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本能ってすごい。 誰にも教わってないのに、乳首に吸い付きグイグイ引っ張ったり前足で押したりしながら乳を飲む。

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おっぱいのあとは私がティッシュで刺激しておしっこをさせる。 黄色い液体がぽたぽたと出てくる。 兄弟を枕にして眠っている顔は目が離れていてはっきりいって変な顔! 下唇も出てないか?

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こちらは枕にされていたほうの子。 生まれたばかりでもちゃんと白い爪が生えている。 耳たぶは分厚くてまだ耳の穴が開いていない。

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2日前に測ったホルモン値はほとんどあてにならず、体温も教科書通りには下がらず、正確だったのは出産予定日だけだった。 やはり机上で覚えたことよりも、日常を共にしていれば「気配」でわかることがたくさんあるので、注意深く見ていくことが一番大事な気がした。


出産の方法に関してはかなり悩んだ。 一般的に犬のお産は自宅で自然に任せてというのが多いと思う。 獣医師を探す時ブリーダーさんが、人間は診療科目がわかれているのに動物病院はなんでも診るのが普通だから、お産のことをあまりわからない先生も多いと言った。 産科を得意とする獣医師でなければ診てもらう価値があまりないと。 福生の病院は月に少なくとも20件は帝王切開をやるそうだ。 手術方法もかかる時間も事前に説明をしてもらい、自然分娩で産ませるより子犬が助かる確率は帝王切開のほうが高いとおお先生は断言していた。 料金もブリーダーさん価格で破格に安い。 最初は自分で取り上げてみたいと思った。 もしお産が昼間になるなら自分でチャレンジして手に負えないようならそれから病院に連れて行ってもいいのではないかとも考えた。 でも、取り上げてみたいのは自分が感動したいからというのが一番の理由ではないかとも思った。 もしもハプニングが生じた時、リスクはすべてひめと仔犬が負うことになる。 すべてひとりで判断して車の運転もひとりでやって病院に駆けつけることになるかもしれない。 冷静でいられるだろうか? 考えた末に計画的に帝王切開で産ませることに決めた。 レントゲンで胎児が足側からの出産になることがわかった時、迷いも消えていた。 術後のひめのお腹の傷を見て申し訳ないことをしたと思う。 もちろん、交配も出産もすべて私が望んだことでそこに犬達の意思や希望は少しも入っていないのだから。 しかし帝王切開であっても仔犬を羊膜から出している時、何とも言えない感動がこみ上げてきた。 命ってすごいなぁと思う。


ひめ、頑張ってくれてありがとう。 子犬達、無事に産まれてきてくれてありがとう!



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出産までのラストスパート [長年の野望]

54日目、お乳がたいぶ膨らんできたので絞ってみたら白い液体が! 乳首は8つあるが小さい上のほうにある乳首もちゃんと乳が出ていた。 お腹をよく見ていると赤ちゃんが動いているのがわかる。

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横になるとドドーーンとしもぶくれの妊婦体形。

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床に伏せた姿はまるでトドのよう? 明らかに肥満とは違った膨らみ方ですね。

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55日目、体重は2.8キロに増加。 この日は福生の病院でレントゲンの検査。 胎児の頭蓋骨と背骨肋骨も見える。 どちらも頭を上にしているので出産する時は足側からになるけれど、犬はこの向きが4割だそうで「逆子」とは呼ばないのだそうだ。  まだ子供だった頃、家でトイプードルを飼っていて交配をして家でお産をさせた。獣医さんが往診で来て立ちあってくれていたのだが、2匹目が足から生まれてきて首のところで引っかかってしまい、出てきた時にはもう窒息していて懸命の蘇生にも応えてくれなかった。親犬もきつい性格で獣医の先生は怖がっていたからスムーズに進まなかったというのもあるが、獣医さんがついていたのに仔犬が助からないって「やっぱりヤブだったんだよね」といまだに母は言っている。 なので、逆子はやっぱり怖いなーと思ってしまうのだ。

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こちらは横から撮った写真。 胎児の頭蓋骨の直径は2センチちょっと。

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目いっぱい膨らんだ感じのお腹だけど、予定日まであと1週間。 まだ大きくなるらしい。

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お肉を出しても「ふんっ」って感じで一口も食べなかったり、生ごみばかりが増えていくのは私にとっては大きなストレス。 なのでこの頃の食事はムース缶の強制給餌を主体にすると割り切って1日4缶を目安に与えます。 他にもちゅ~るの完全栄養食のタイプやスタミノール+子犬用ミルクなども適宜与えます。 ムース缶の給餌はお口からこぼれると汚れるのでふきんをエプロンがわりにして、、、。

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はい「あーんして」と言っても自分から口を開けるはずもなく、左手で歯を持ってこじ開けます。 上あごになすりつける感じでお口に入れたらパクッと閉めてあげると「こくっ」と飲みこみます。 この顔、、、楽しくない時間が来たぜ、、、って言ってるみたい。 でもねー、2キロの小型犬の必要カロリーは約200キロカロリー、ムース缶4つ食べても230キロカロリー位なのよ。 妊娠後期はもっと必要なはずなのに、なんで食べないのか・・・。 ここのところ体重増加も止まっているし心配じゃ。

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59日目、出産前最後のトリミング。 お腹はバリカンで刈ってあったけど全体的に伸びているのでさっぱり目にカットします。

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側面も短めのカット。 乳腺との境目がくっきりとわかります。

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お腹は横に張りだすように大きくなってきていて、この辺に仔犬の頭があるのかな~とわかる感じになってます。 お腹に耳をつけると、子犬の心臓の音が聞こえます。 仔犬の心拍は1分あたり200以上。 明らかに親の心音とは異なります。 聴診器を買っておけばよかったな~。

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ホームセンターに行ったら段ボールが入荷していたので、一応段ボール製の産箱も作ってみました。 ひめはいつも給水器で水を飲んでいるので側面に取りつけて子犬と中に入ったら逆を向けて使えるように穴も開けてみました。 上面は開けられるようテープは張らず、板を置いて塞いでいます。

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友たちと近所のバーガーショップでランチをしたので写真を撮ってもらいました。 お腹の血管がしっかり見えるのが生々しいなぁ。

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61日目、福生の病院で血液中のホルモン「プロゲステロン」を測る検査を受けに行きました。 50以上に上がっていると48時間以内に出産することが多いそうで、それ以下ならもうちょっと後かな、、、と目安になるそうです。 ひめの数値は3.62だったのでまだ少し時間がかかりそうな感じ? レントゲンで胎児の腸と歯が確認できたので、いつ外の世界に出てきても大丈夫な状態だそうです。しかし、まだ生えてもいない歯が確認できるって・・・なんか不思議! しかも胎児の成長具合をこんな風に確認できるなんて、今まで誰にも聞いたことがなかったですよ。

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何が何でも食べさせる! [長年の野望]

動物用の体温計を買ったので、練習を兼ねて体温測定を始める。 説明書には肛門に3センチ入れて測れと書いてあるのでやってみるが何度測っても37度台。 誤差の多い体温計なのか・・・?  47日目、体重は2.5キロに増加したが、妊娠がわかってからほとんど肉しか食べていないので、このままで良いのか気にかかる。 ブリーダーさんに妊娠報告を兼ねて相談してみると、ドライフードをお団子にして薬を飲ませる要領で与える方法があると教えてもらった。 やってみたけれどネバネバ状態の物しか作れず、口に押し込んでも「んべ~~」って感じで吐きだされた。


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福生の病院で食欲増進材があると聞いていたので、電話で問い合わせて行ってみる。 シロップ状の飲み薬で4日連続で投与すると食欲不振が改善するらしい。 おお先生の愛犬(アイリッシュセッター)には効果があったそうなので試してみることにする。 投与後1時間くらいが一番食欲が増すそうだ。 1回目はその場で与えてもらい、その後3日与えてみたが飲ませてから1~2時間後には食欲が増して良く食べるけれど持続的な効果は出なかった。 しかもこの薬けっこう苦い。注射器の針をはずしたシリンジで口にいれるのだけど直後に泡を吹いたので、もしかしてすごくまずいのかな?と自分で舐めてみたらとても苦い薬を甘いシロップと混ぜたような味だった。


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ドライフードを細かく出来ないかなと思い、アマゾンで氷も砕けると書いてあるジューサーと子犬用の粉ミルク、チューブの栄養補助食品などを購入。


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ジューサーは水分のあるものしか攪拌できなかったので、まずカリカリをふやかして、粉ミルクやスタミノールなどを混ぜてドロドロフードを作ってみる。 シリンジで与えてみるがよっぽどまずいのか飲みこんでくれない。  じゃあつるっとした感じにしてみたらどうかな?と考え粉ゼラチンを買って来て固めてみた。 1日の必要量のドライフードで作ってみたらすごい量になりビックリ。 カリカリって凝縮されているから水でふやかすとすごく量が増えるんだな。 右側に写っているのが手作りゼリー。 しかし、、、やはり不味いのか、力いっぱい吐きだされる・・・。


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スタミノールは上あごに塗り付けるとなかなか吐きだせないので、これに子犬用のミルクを練りこんで与える。 これは味も良いのかそれなりに飲みこんでくれる。 カロリー、栄養共にそこそこ稼げるのでちょっと安心。


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お肉を出しても全く食べなかったり、苦労して作った怪しいフードも断固拒否してくれたり、私の悪あがきを横目に49日目には2.6キロ、51日目には2.7キロと体重は増加していく。


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しかし、栄養の偏りはやっぱり捨て置けない。 デビフのカロリーエースは液状のものがショップに置いてあったがムース状のものもあることを知ってショップで買ってみた。 今までのフードにはないプリンのような色と食感。


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ひとつ58キロカロリー、できればもうちょっと高カロリーであってほしいけど、ほとんど水分だからしょうがないかな。


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「総合栄養食」だから、これだけ与えていれば安心できるな。 数は必要だけど・・・。 お口に入りきる量を指に乗せて口に入れてパクッと口を閉じると飲みこんでくれた! つるっという食感が飲みこみやすいのか、多分お味も許容範囲なのだろう。 


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ロイヤルカナンでもムース状の缶詰があるので試しに買ってみた。 エナジー500は授乳を始めたら使う予定。


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ロイヤルカナンのマザー&べビードッグ 開けた瞬間にうーん、これってad缶にとても似ている。 案の定口に押し込んでも吐きだされた。 先々子犬が食べるかもしれないので残りはジップロックに入れて冷凍しておいた。 そーだよad缶も冷凍しておけばよかったんだ。捨ててしまったじゃないか!


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ホームセンターに産箱用の段ボールを買いに行ったら売り切れていたので、いつも使っているケージに下だけ段ボールを入れて周りを毛布で囲ってみる。 ワンコ用のヒーターも新調して仕込んでみた。 このケージは上面も開くので育児中も使いやすいかもしれない。


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妊娠確定そして [長年の野望]

交配の2日後にはもう尻尾の付け根を触っても横によけることはなくなり、交配適日の終わったことがわかる。 その後も陰部からの分泌物は出ていて、7日後には赤黒くどろっとして物が出ていたりで心配になるけれど、食欲や元気に問題はないので様子見とする。 10日ほどで分泌物は出なくなる。 交配後4週間ほどした時にトリミングをして体重を測ってみたら100g減っていた! 元々痩せ気味で2.1キロしかないのに減ってしまうとは・・・。夜間ベッドに吐いていたことがあり、食欲が落ちているようなので肉や魚(さんま)を焼いて与える。前は喜んで食べていたおやつや鹿肉の水煮にも興味を示さない。 市内の動物病院に何件か電話をして、妊婦の犬を診てくれるか、お産が夜間になっても対応可能か問い合わせてみるが、1件を除き電話に出た女性に「夜間対応はしていません」と言われる。 夜間診療を受け付ける病院は獣医師が電話口に出てくれたが、今日で交配30日だと告げると、エコー検査は1週間先でもいいかなと言われる。 1日でも早く妊娠しているかどうか知りたいのが飼い主の心情なのだけど、あまり小さいと胎児を見つける自信がないのかな?と勘ぐってしまう。 ショップでAD缶を買って来て口に押し込んでみたけれど全力で吐き出される。匂いもキツイし、さすがに食べないか。。。ヤギミルクなども買ってみたけれど、どれもお口に合わなかったようだ。ゼイタク・・・(>_<)

33日目になり、頭を上にして立たせると少しお腹がふっくらしているように感じる。 体重は減っているのに。。。 ブリーダーさんが教えてくれた福生の病院に電話予約して行ってみる。 エコーで見てみると、2匹の心音が確認できた!


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ここの病院のおお先生はちょっと変わった先生で、専門は「犬の美容整形」だと言う。 最初に電話で予約をした時受け付けの女性に「おお先生の診察を予約したい」と告げると「ハデスカ?」と訊かれ「ハ?いえ、お産です」と答えたのだけれど、犬の歯列矯正なんてものがこの世界にはあるのです。 つまりはドックショーに関わっているブリーダーさんたちがこの先生を指名で遠くからもやってくるんですね。お産も得意分野で昔は夜間対応をしていたけれど、年齢とともにきつくなったので今は朝の8時から夜の8時までしかやっていないとのこと。 心配であれば計画的に帝王切開をすることを勧められ、ちょっと複雑な気分になった。 いろいろな資料とけいれんを起こした時にとカルシウムの粉末と低血糖時用にブドウ糖液もいただいた。食欲不振で心配をしていることを話すと食欲増進材もあるけど、ほどなくスイッチが入って食べ始めるのではないかと言われた。 病院は午前中だったので帰りにスーパーに寄って色々と買いこんでくる。(まったく親バカだ!)

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帰宅してから鮭の切り身を焼いて、子犬用のカリカリと前は好んで飲んでいた豆乳も出してみましたが。。。この表情。そのあとにローストビーフと牛肉の薄切りだけ食しました。 これからの「食べない」ことへの戦いの幕が切って落とされたのです。

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体重は減っているのにふっくらしているお腹。 背中側は骨がゴツゴツ触れるくらい痩せてしまっているのに。。。

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翌日体重は元の2.1キロに戻ったけれど、食べ物の好みは一変していて、今までは喜んで食べたチーズやヨーグルトには見向きもせず、ささみチップスにも無関心。  まだそれほど栄養を必要としないとはいえ、やはり妊婦さんだから、なんとか食べられるものを探してあれこれと与えてみる。 ある日はケンタッキーフライドチキンを買って来て身の部分と軟骨の部分をかじらせてみたり、豚肉は焼くのではなくせいろで蒸してみたり。 ドックフードは一切食さず、関心もない模様。 苦労の甲斐あってか38日目に2.2キロ、41日目に2.3キロ、44日目には2.4キロと順調に体重が増加していく。


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45日目、帝王切開の件が心に引っかかっていたので、市内で一件だけ夜間対応してくれるという動物病院に行ってみる。 エコーで見てみるとやはり2匹の心音が確認できた。 優しそうだけどなんとなく頼りない感じの先生だったので、最近お産で病院に来るコは少ないと思いますが年間何件くらい診ていますか?と聞いたら「去年は一件でした」との答え。 そんなに少ないのか・・・。 念のため帝王切開の費用を確認してきました。 金額的には高くはない、、、でも、夜間に緊急の帝王切開になった場合は。。。?不安がいっぱいになってしまった。

帰りがけ、近所のショップに寄って体温計その他を購入。 今は子犬用のミルクも液体のがあるんだな~。

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