アポイ岳 [山]
北海道の背骨、日高山脈。 大きな山が連なる中で、最南端にあるこの山「アポイ岳」。 麓にキャンプ場や温泉施設があり、標高が低い割りに高山植物の多いことで知られている山だそうです。
キャンプ場周辺では熊の足跡などが発見されているようで、ここも「熊に注意」の表示がたくさんあります。
お天気はあいにくの曇天。 歩き出しは樹林で、あまり高低差のない足に優しい登山道です。
熊鈴ならぬ「熊鐘」。 ためしに鳴らしてみるとものすごく大きな音でびっくり。 熊じゃなくても逃げちゃいそう・・・。
なんとなく湿っぽい道に、チョビの足がドロドロに・・・。 でも当ワンはまったく意に介せず、快適に歩いています。
ところどころに休憩所があり。 ここは沢があって、ニホンザリガニが生息しているとか。
五合目の小屋。 立派な避難小屋です。
ここの標高365m。 まだ500m近く登るのか・・・。
だんだん樹林が切れて、足元も石がごろごろしてきます。
あらぁ、毒へび? 熊もイヤだけど、蛇もすごくイヤだあ~~~。
やっと花が見えてきます。 まずはアヤメ。
黄色いのは・・・?
道は森林限界を超え、周りはハイマツだらけに。 標高1,000mに満たないとは思えない風景です。
シャクナゲ。 小さいです。
道は尾根を行く道と、山腹沿いの花畑を通る道に分かれます。
尾根伝いに行くと、だんだん天候が悪化。 風も吹いているし雨粒が顔に当たるようになったので、チョビはスリングに入れてだっこし、その上からカッパを着込んでガードします。 しかし、背負うより前抱っこは重たくて歩きにくい・・・。
オダマキです。 前に歩いている方が教えてくれました。
九合目の表示のみ、岩に書いてあります。 いつも風が強いのかな・・・。
山頂に到着。 途中は森林限界を超えたのに、山頂付近はまた樹林になるという変わった山です。
隣の山への縦走路もあります。 行く人は見当たりませんでしたが。
帰りは花畑経由で降りてみることにします。 こちらはツツジが満開。
樹林なので傘をさしたいところだけど、それなりに風が強くてちょっとムリ・・・。 下りだと前抱っこは足元が見えなくて危ないので、チョビはいつも通りザックに仕舞っていきます。 濡れちゃうけど仕方ないか・・・。
このあたりがお花畑・・・のはずだけど、あまり咲いていません。 うーん、残念。
眼下に海が見えます。
標高が下がると雨は降っていません。 さっそくザックからチョビを出して自力で歩いてもらいます。
五合目の小屋まで降りてきました。 このあたりはぜんぜん雨の降った形跡なし。
チョビは丸太の橋でもまったく怖がらずに渡ります。 隙間から下が見えるし、たま~に足がはまってコケてたりするけど、まったく平気みたいです。
ご機嫌気分で散歩。 人の少ない緩やかな山道が大好きなチョビです。
駐車場までひとっ走り。 今日も元気にお山の散歩、でした。
(登山日 2011.7.3)
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